フッ素って何?体に悪くないの? - 歯の豆知識

歯の豆知識

フッ素って何?体に悪くないの?

フッ素は広く自然界に分布しています。地殻中に多く含まれたフッ素が地下水、河川の水、海水に溶け出しています。食物中にもフッ素は含まれていますが、フッ素含有量の特に多い食物として、 お茶、ワカメ、海苔、海草類、魚介類などがあります。食物から体に取り込まれたフッ素は主に硬組織〔歯や骨〕に蓄積されます。
フッ素が虫歯予防に有効と考えられた根拠は、アメリカで1945年 から1947 年にかけていくつかの都市で水道水にフッ化物を添加した結果、学童の虫歯数が減少し、全身状態の異常などの副作用が見られないという好成績をおさめたことによります。その後アメリカでは水道水にフッ素が含まれることが一般化されすでに50年が経過しており高い予防効果が確 認されています。日本では反対派の意見により、水道水にフッ素が含まれていません。そのため他の方法で補っていく必要があります。その中で一番受け入れやすく簡単なのが歯磨剤です。 フッ素はなぜ虫歯予防に有効なのでしょうか?歯の生え始めの頃は一番フッ素が吸収されやすく、 永久歯への生え替わりの時期にフッ素を取り組むことによって歯質の強化、再石灰化の促進、虫歯の進行を阻止します。大人でも歯周病により骨が吸収され歯肉が下がると、歯の根が見えてきます。 ここはエナメル質のように固くできていないため、虫歯になりやすい部分です。ここにもフッ素は 有効に働きます。子供ばかりではなくフッ素は大人にも有効ですので、是非多くの方にフッ素入り歯磨剤を使用していただきたいと思います。

 

戸田市/歯学博士・専門医のいる歯医者さん

戸田公園インプラントセンター だいご歯科クリニックでは

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